デジタルノマドとは?インターネットがもたらしたライフスタイル革命

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最近デジタルノマドとかノマドワーカーという言葉をあちこちで見かけますが、一体どんな人達なのでしょうか。バリ島でのデジタルノマド向けのワークショップに1ヶ月参加して色々な人達に出会った経験から書いてみようと思います。

デジタルノマドとは?インターネットがもたらした新しいライフスタイル

デジタルノマドの定義

まず定義ですが、英語版のウィキペディアを意訳すると、「デジタルノマドとは主にインターネットを使って収入を得ながら遊牧民的な生活をしている人で、通常、外国のカフェや図書館、コワーキングスペース、キャンピングカーなどで仕事をしながら生活している」という感じになります。

どんな職業?

例えばライターとかプログラマー、ウェブデザイナー、ウェッブサイトのマーケッターのような人はインターネット上で全ての仕事を完結出来ます。企業からネットを通じて依頼され、成果物を納品するというプロセスが全てネット経由で出来るわけですね。実際に顔を見たければフェイスタイムやスカイプで顔を見ながら話も出来るわけです。

最近は相手の顔も知らずに過去の実績だけで仕事を発注する個人や会社もありますので、日本の市場を相手にしていても日本にいる必要はそれほどないわけです。ここ数年でインターネットが高度に発達して誰でもネット上だけでかなり高度なことが出来るようになりましたし、例えば企業のカスタマーサービスもe-mailだけで全てが出来るわけです。

物販も最近はアマゾンを使って販売から商品の発送までリモートで出来ますので、自分はパソコンがあればどこにいても出来ます。商品開発も工場に行かなくても写真や動画をやり取りしながら全てインターネットで出来ますね。まぁ、まとまった金額を投資するなら実際は工場には何度か行っておいた方がいいですが。

こういう物販の場合、工場から直接アマゾンFBAに商品を発送してもらって、そのままアマゾンで販売し、売れればアマゾンが顧客へ発送するということになります。生産、販売、発送と自分がその場にいなくて出来てしまうわけです。自分はバリ島でもタイでも好きなところに住めるというわけですね。実際に何かの教材をアマゾンで売りながら旅をしているというカップルにバリ島であったことがあります。

デジタルノマドには上記のようにアマゾンを利用して自分のオリジナル商品を作って売るというスモールビジネスの企業家もいるので、そういう人向けにマーケティングのアドバイスや実作業をするというマーケッターの人もいました。デジタルノマドが集まるところにはそれなりに需要があって、そこに出かけていけばそれなりに商売として成り立つということですね。

そのほかですと、IT企業の経営者もいれば商品レビューをひたすらコピペしているような人もいました。今ネット上には色々な仕事がありますので、それもデジタルノマドの職業であると言えます。

どうして最近デジタルノマドの人が増えている?

デジタルノマドが急増している理由は、インターネットを使ってものを売るというのが商取引の主流になりつつありますし、動画でもイラストでも最近はなんでもコンピュータを使ってデジタルファイルで扱うようになりました。そうするとモノを売るにしても成果物を納品するにしてもコンピュータ上で作業をしてそのままインターネットで完結出来るというのが一つ、それとは別にグーグルがグーグルアドセンスをやり始めて、人気あるウェブサイトのオーナーに広告宣伝費が入るようになったり、アフェリエイトで誰でもネット上で商品を宣伝して間接的にモノを売ることが出来たり、Youtubeが動画クリエーターに大きな報酬を与えてクリエイターを育てたりしているというのももう一つの大きな要因としてあると思います。そういうネット上のクラウドな人達が作り出すコンテンツに対して大きなお金が回るようになり、同時にモノも売れるというのもデジタルノマドが急増している要因です。

昔から作家や芸術家やミュージシャンはそういうノマド的な生活をしている人もいました。別段ノマドワーカーとは呼ばないですが、まぁ、ノマドワーカーと言えなくもないですね。そこにIT革命が入り込んでくると世界中の色々な職業の人々が、作家やミュージシャンと同じような仕事のやり方が出来るようになるということですので、良い時代になったものです。

デジタルノマドという言葉が広がったのには日本人が関わっている

ウィキペディアによると1997年に出版された、まさにDigital Nomadというタイトルの本が広くデジタルノマドという言葉を広めたということのようです。日本だと「デジタル遊牧民―サイバーエイジのライフスタイル」というタイトルになっていて、牧本次生とデビット マナーズの共著となっています。あれ?日本人が書いたの?と思って調べてみると牧本次生という人は1937年生まれの半導体の開発で有名な日本人で、日立とソニーで働いていました。デジタルノマド的な生活はとても西欧風だと思っていたので、例え言葉だけだとしても日本人が関わっていることに正直びっくりしました。この本はまだ読んだことがないので、読んでみたいですね。

デジタルノマドではないノマドワーカー

それでは逆にデジタルノマドではないノマドワーカーとはどういう人々でしょうか。

マレーシアで出会ったドイツ人の親子はお母さんがインターネットを使って現地で仕事を見つけて数ヶ月滞在し、10歳の息子はその間現地の学校へ通うという生活をしていました。しばらくするとまた別の国へと旅立つのですが、この親子をデジタルノマドというかというと違うでしょうね。現地社会で実際に働いているとノマド生活的ではあるけれど、デジタルノマドとは言えない気がします。デジタルノマドと呼ぶには、やはりネット上でビジネスをして報酬を得るのが必須な感じです。この親子に関してはワーカーというよりもトラベラーという方が強い感じもしますね。

各種コーチ業の人にもたくさん出会いました。例えばどういうコーチかというと、人前でのスピーチとかプレゼンのコーチというわかりやすい人もいれば、ライフコーチのように人生を生きる上でのアドバイスをするようなコーチ業の人もいてびっくり。それを35歳前後の比較的若い人がやっているので、そういう人がいるんだなぁ、と驚きました。そういう人達は無料でワークショップを開いて宣伝し、その中から顧客を探すというビジネスモデルのようです。大体がカップルでやっているイメージですが、中には一人でやっている人もいました。こういうコーチ業の人はもちろん日本にもいますが、それを職業として世界中を旅している人というのはなかなかいないと思います。やはり英語を喋る人は世界中がマーケットになりますので強いですね。こういう人たちもデジタルノマドと言えるかというと違うでしょうね。どちらかというとデジタルノマド相手に商売をしているという感じだと思います。

カンボジアにある宿の経営をバリ島で生活しながらインターネットを使ってリモートでしている人がいました。この人は三人の子供と暮らしていたので、旅をしているというよりはバリ島で暮らしているという感じですのでノマドではないかも知れませんし、デジタルノマドと言えるかどうかも微妙ですね。僕には違うように感じますが、ホテル業を営みながらもインターネット無しでは成り立たないので、デジタルノマドの一種なのかもしれません。最近はなんでもインターネットで出来るようになって来ましたので、ノマドライフの人の中でも本当に色々な職業の人がいますね。

デジタルノマドの生活

では、バリ島ではデジタルノマドな人達はどんな風に生活しているかというと、昼間はカフェやコワーキングスペース、または宿の部屋やラウンジのような場所で仕事をして、夜は同じデジタルノマドな人達と食事をしたり遊んだりって感じだと思います。英語が話せれば、コワーキングスペースが主宰している食事会やパーティーや小旅行がありますので、自分と同じような仲間に会うのも簡単ですが、ただその場合は英語は必須ですね。そこで新たな仕事が生まれるいう事もあると思いますので、英語が出来れば参加した方がいいですね。

英語が出来なければ、日本人の集まりに参加するという感じだと思いますので、フェイスブックとかツイッターなんかで同じ場所にいる仲間を探すという感じでしょうか。僕は探したことがないのですが、興味あれば探してみてください。

やはりひとりだと孤独ですので長く旅は出来ないです。現地で同じ仲間を見つけて一緒に遊ぶのが生活を安定させるためには必要かなと思います。

バリ島のコワーキングスペースについて以前記事を書きましたので、興味ある方は読んでみて下さい。

バリ島のコワーキングスペース

最後に

いかがだったでしょうか?デジタルノマドはどんな人たちで、何をしているかがわかってもらえたと思います。

僕がバリ島でワークショップに参加していたのは2年ほど前なのですが、その時はnomadlist.comというサイトによるとバリ島のウブドとチャングー が1、2を争う人気でした。確かにバリ島のコワーキングスペースにもカフェにもたくさんデジタルノマドな人達がいました。今は随分と順位が変わりましたので、また新しい場所も模索してみたいですね。今度はヨーロッパに行ってみたいなと思っています。

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