Apple Watchは、無料の通話アプリFaceTimeでも通話が出来ます。
もし認知症老人の見守りでiPadも連絡用に使っていて、しかもApple Watchと同じAppleIDを使っている場合にちょっとした問題が生じます。
どういう問題かというと、FaceTimeでApple Watchを呼び出すと、iPadも同時に着信してしまうという問題。
なぜならFaceTimeは特定のAppleIDに向けてコールするから。
さらに認知症が故に自動着信にしていると、Apple Watchで話そうとしてもiPadが先に自動着信してしまったりするわけです。
これは困りました。なんとか通話するデバイスを選ぶことは出来ないものか。
試行錯誤した結果、ちょっとしたワザを発見したのでシェアします。
Apple Watchを狙って通話出来る
実はApple WatchとiPadは、自動着信までの時間を5秒や10秒と任意に設定出来ます。しかもApple Watchは音声通話のみ対応。
これを使って自動着信させたいデバイスを選ぶことが出来ます。
以下がその設定方法。
設定方法:
概略
Apple Watchは5秒で自動着信、iPadは10秒で自動着信の設定にしておきます。
具体的な時間は何秒でも良いのですが、ポイントとしてはWatchの方がiPadよりも早く着信すること。
このように設定しておくと、FaceTimeでコールするときに音声通話とビデオ通話を使い分けることで、Apple Watchと話したいときはApple Watchと、iPadで話したいときはiPadで話すことが出来ます。
設定方法
設定ーアクセシビリティータッチー通話オーディオルーティングー自動で電話に出る
でONにし、時間を設定します。
これだけです。
Apple Watchと話す場合:
FaceTimeは音声通話とビデオ通話を選ぶことが出来ます。Apple Watchと話す場合は音声通話を選んでコール。
このときApple WatchとiPadが同時に着信しますが、Apple Watchは5秒で着信する設定なので、Apple Watchが先に自動着信します。
これでApple Watchと話すことが出来ます。
iPadと話す場合:
今度はビデオ通話でコールします。
Apple Watchは音声通話にしか対応していないので、最初から受信しません。iPadだけが鳴って10秒後に自動着信します。
これでiPadを使って話すことが出来ます。
まとめ
なかなか需要はないかもしれませんが、認知症の老人の見守りにiPad、Apple Watchを活用している人には、必要な情報かなと思って記事にしてみました。
こんな感じで、自動着信時間の設定と音声通話、ビデオ通話を使い分ければ、狙ったデバイスで話が出来ますのでやってみてください。
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