【迷子・見守り】Apple Watch SEで十分なのかを考える

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老人や子供の見守り、徘徊、迷子探しにApple Watchを考えている人は多いと思います。

うちにも認知症の母親がいて、Apple Watchを導入しました。結局シリーズ6の廉価版Apple WatchSEを買ったのですが、シリーズ6や7と迷っている人もいると思います。

どのように決断したのかの過程を書いてみますので、参考にしてください。

Apple Watch SEで十分なのかを考えてみる

いざApple Watchを購入しようと思っても、色々種類があるので悩ましい。

軽く調べるとシリーズ6の廉価版、SEというモデルが安くて良さそう。でも、本当にそれでいいのか?

いま現在、新品で買えるApple Watchは、大きく分けて3種類。

  • シリーズ3
  • SE
  • シリーズ7

それぞれに画面のサイズが大小と二つあるので、合計で6種類になります。

あとは時計本体のケース素材の違い、具体的にはアルミ、ステンレス、チタンと選択肢があります。

本来は質感の違いを選ぶということなのですが、見守り、迷子の追跡という目的だと、質感よりは重量の方が大事です。

毎日身につけるものなので、少しでも軽い方が良いです。特に老人の場合は。

時計を重く感じると腕につけることを嫌がる可能性があります。子供は好奇心旺盛なので気に入れば多少は我慢しますが、老人なら軽さは命

5g、10gの差でも、意外と重量差を感じます。老人は直感で判断しますので、ここはこだわった方が良い部分です。

そうすると最軽量のアルミケースで、サイズは小さい方で良いと思います。

auのウォッチナンバープランに対応しているのはApple Watchシリーズ4以上なので、シリーズ3は考慮から外します。

auのウォッチナンバーについては、下の記事で書いています。

【見守り】Apple Watch(アップルウォッチ)は迷子老人を探せるか【レビュー】

さて、残りはシリーズ7SE

SEはシリーズ6から機能を省いた廉価版です。省かれた機能は”文字盤の常時点灯”、”血中酸素濃度測定”、”心電図アプリ”の3つ。

SEにない機能
  • 文字盤の常時点灯
  • 血中酸素濃度測定
  • 心電図アプリ

シリーズ7はシリーズ6の改良版ですが、大きな違いはありません。シリーズ7とSEを比較する場合も、この3つの機能が必要かどうかで決めて良いと思います。

文字盤の常時点灯

シリーズ4までのApple Watchは、節電のために普段は画面(文字盤)を消灯していました。腕が時計を見る動きをすると、センサーが働いて画面が点灯するわけです。

しかしシリーズ5からは文字盤の常時点灯機能が加わり、普段は節電のため少し暗いながらも文字盤は常に点灯しています。

時計を見るために腕を上げることで、さらにパッと明るく文字盤が点灯します。

いま母親が使っているSEにはで、常時点灯機能はありません。

時間を見るために腕を上げると画面が点灯するはずなのですが、意外に上手く点灯せずに消灯したままだったり、時間を見ている間に画面が消えてしまうことがあります。

そうすると、再び腕を動かさないとならない。

再び時計を見る動きをすれば文字盤は点灯しますが、認知症の老人の場合はそう簡単にはいきません。

というのは、時計を見ようと腕を動かした時に画面が消灯したままだと、どうして良いかわからず諦めてしまい、結局は時間がわからないままになります。

nobu
nobu

時計しているのに時間がわからないって、どういうこと?

ということで、利便性を考えて画面の常時点灯は欲しいところ。

ただ今回は見守りや迷子の追跡が主旨ですから、あった方が良いけど無くても良い機能です。

血中酸素濃度測定

重度のコロナ患者が指をデバイスに挟んで血中酸素濃度を測定しているシーンがテレビで放映されていたので、馴染みがある人も多いと思います。

酸素の薄いエベレストなどを登山する場合も、血中酸素を測定して健康状態を見ることがありますね。

さて、この機能が必要かどうかの前に、Apple Watchで測る血中酸素濃度がどれくらい正確な数値なのか。

色々とネットの記事を読むと、手首にセンサーを当てる計測方法に問題があるみたいで、正しい数値が測れないとのこと。

この一点で、考慮するのをやめました。

心電図アプリ

Apple Watchは心拍センサーを使って、心拍数と鼓動のリズムを計測することが出来ます。

鼓動のリズムを計測することで、不整脈があるかどうかの監視が出来ます。不整脈とは心臓の鼓動が乱れることです。

不整脈があるということは、心房細動という、心臓が細かく痙攣する状況になっている可能性があります。

心房細動になっていると血液が上手く流れなくて、血管で血が固まり、脳梗塞になる可能性があります。

よく例に出されるのが、元野球選手の長嶋茂雄。彼も心房細動から脳梗塞になりました。

なぜこんなことを知っているかというと、うちの母親がまさに心房細動になっているから。

母親の場合は、常に不整脈が出ている状態。

脳梗塞の危険があるので、リクシアナという血液の粘度を下げる薬を毎日飲んでいます。

ここでお分かりのように、母親の場合はもうすでに心房細動が出ていて、すでに異常な状態なのでこれ以上計測しても意味がありません。

nobu
nobu

計測しても、常に異常と出るだけ。

ということで、この機能も母親には必要ありませんが、いま健康だと思っている人は、不整脈を検出するためにあった方が良い機能。心房細動は意外と自覚症状がないようです。

我が家ではSEを選択

こんな感じで、僕は結局SEを選びました。

新品で買う場合、SEシリーズ7の価格差は27,000円ほどになります。

使用者が老人で金銭的に余裕があるなら、心電図を見るために27,000円を払う価値はあると思います。常時点灯も付いてきますし。

心電図は見たいけど27,000円は高いと思うなら、中古のシリーズ6や7でも良いでしょう。

もちろん見守り、迷子探しだけが目的であれば、安いSEでも良いと思います。

参考にしてください。






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