バリ島のコワーキングスペース

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grand floor of Outpost
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バリ島で合計3ヶ月ほどコワーキングスペースを利用した体験からそのメリットを書いてみたいと思います。主に海外でノマド生活をしている人のためのコワーキングスペースですが、実はオフィスとしての価値以上にメリットがあります。

実は仕事だけでなく遊び半分で利用しても面白いと思います。日本人で利用している人はそれほど多くないと思いますので、実際どんなメリットがあるのかを書いてみようと思います。

バリ島のコワーキングスペース

僕がメンバーになったのはウブドのOutpostとチャングーのDojo Bali Coworkingです。Outpostは当時Crewという企業家のためのワークショップがあって、それに一ヶ月間参加し、毎日通っていました。Dojoは月30時間利用出来るメンバーになって、合計2ヶ月間ほど週に2〜3回通っていました。

バリ島のチャングーとウブドはデジタルノマドにとって一位二位を争う人気の場所ですので、世界中から沢山の人が来ています。

それではコワーキングスペースには一体どんなメリットがあるのでしょうか?実体験から書いてみようと思います。

二つの隠れたメリット

コワーキングスペースとはその名の通り一緒に働く場所ということで、普通はお金を払って仕事する場所を借りるという感じなのですが、まず僕が通ってみて感じたのは、そこに集まっている人々のコミュニティーに参加出来る事がまず大きなメリットだと思います。

デジタルノマドって大抵の場合ひとりで仕事していると思うので仕事の広がりもネットで探さないと難しいですし、ときに孤独を感じて人恋しくなるものです。そもそもバリ島まで来るという事は、多かれ少なかれ何かしら楽しいことを期待しているわけですね。

コワーキングスペース側もそれを大いに感じていて、積極的に朝食や昼食会、プールパーティー、BBQやどこかにみんなで行くツアーを企画しては人を募っています。大体が実費を払う感じで参加出来るので、メンバーになっていれば費用はそれほど高いものではありません。

そういうところに参加すれば集まった人同士で自然とどんなビジネスをしているのかという話になりますから、その中で仕事を受けたり誰かに投げたりも出来るし情報交換も出来るわけです。そういう話の中でそれがモチベーションに繋がったり、実際にビジネスが広がったりするわけですね。

日本だとオンラインサロンが流行っていますが、それに近い感じだと思います。OutpostはFacebookにクローズドのコミュニティーもあって、そこで何かスキルのある人を探したり、質問出来たりもします。

もう一つはそこに通っている人が講師になって行われるワークショップですね。スキルシェア(Skill share)と言ったりしますけど、自分が講師となってスキルを公開して、みんなに使ってもらうという趣旨のものです。

こういうワークショップは基本無料です。ちょっとした遊びっぽいものから、仕事に繋がる本格的なものまで色々と行われています。

ワークショップはメンバーのみ受講可のものもあれば、メンバーでなくても受講出来るものもあります。自分が講師になることも可能です。

ワークショップの先生でよく見かけるのが何かのコーチをやっている人達。こういうコーチ業をやっている若い人というのがたくさんいてびっくりしたのですが、ライフコーチとかプレゼンのコーチとか、そういう人達です。

そういうことを仕事にしているなら無料のワークショップを開いて、後に自分のビジネスに繋げるというのはよく見かけます。

あとマーケッターも無料のワークショップを開いて、顧客を獲得するということをやっていますね。まぁ、無料サンプルを配っているようなものですが、それでも触りとしては有益です。やり方に共感出来て仕事を頼みたいならそのまま仕事を頼むことも出来るでしょう。

ここで行われているワークショップが自分にとって実際に役に立つ場合もあれば役に立たない場合もあるでしょうが、それとは別にモチベーションにつながるというのはあります。

みんな基本的にはひとりで仕事をしていますから、こういう似たもの同士が集まって話をするというのは貴重な経験なわけです、今はあまり関係がないけども、それでも自分の世界が少し広がるということもあるでしょう。

もちろん英語で行われますので英語が少しは出来ないとつまらないかもしれませんが、意外とスクリーンに表示されている図を見ていると何を話しているのかはある程度理解出来ると思います。人によっては英語を勉強するモチベーションになるかもしれませんね。

marketing workshop in Dojo

ここに長期滞在して仕事をしている人達は、大抵一緒に遊べる友達も探していますから、仕事に全く関係なくても気が合えば一緒に遊ぶということもあります。僕もここで知り合った人とあちこち出かけました。

または長期休暇でバリ島に滞在するのだけど、何かしないと間がもたないのでコワーキングスペースでブログを書きながら色々なイベントに参加している人もいます。みんながみんなシリアスな仕事人ではなく、こういうホリデーな人もいますね。

僕は最初にこういう人に出会ったときは、うまいことここを見つけたなぁ、と思いました。遊びながら色々な機会に出会えるわけですから、ただ散歩しているよりも面白いと思います。

本来のシェアオフィスとしては?

本来のシェアオフィスとしてですが、OutpostもDojoも建物としても魅力的で、とても居心地が良いです。とても広い空間ですので、プールサイドだったり、景色のいいベランダだったり、集中出来る狭いロフトだったり、その日の自分の好みや仕事内容で場所を選べます。

施設内でジュースを買ったり、併設のカフェからコーヒーや食べ物を注文して仕事場まで持ってきてくれます。普通のカフェと違って、契約利用時間内であれば誰に遠慮する事なく好きなだけ仕事が出来るというのはメリットです。

普通のカフェですと、コーヒー1杯で1日4時間、5時間居れば流石にちょっと気を使います。まぁ、実際バリのカフェは1テーブルにおける1日の売り上げなんて気にしてないのかもしれませんが。

しかもコワーキングスペースは24時間開いていますので、夜中でも仕事が出来ます。正直バリ島に来てまで夜中に仕事をする人がいるのかと不思議だったのですが、知り合ったイギリス人でわざわざ夜中にコワーキングスペースに行って働いている人がいました。理由は夜中の方が人が少なくて集中出来るからだそうです。

Ground floor view from loft in Dojo

グローバル環境では避けては通れない英語

OutpostとDojoに居る間に日本人と会うことはありませんでした。アジア人自体に会うことが少なかったというか、ちょっと見かけたな、くらいでほとんどがいわゆる白人なのですが、やはりデジタルノマドな人の世界の総人口におけるアジア人の割合は少ないのでしょうか。

もしそれなりの数がいるとするならこういうコワーキングスペースで見かけない理由はやはり英語でしょうね。コミュニティーに参加しないのであれば、あとはシェアオフィスとしての役割だけになりますから、カフェでいいや、という人が多いのかもしれません。

やはりコミュニティーに積極的に参加している人達の多くは、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの英語圏の国か、あとは英語の得意な北欧の人達、またはフランスやイタリア出身だとしても英語圏に住んでいて英語が非常に堪能な人が多い印象です。

Outpostの創始者であるアメリカ人のデビットさんと話をした時に彼はもっとアジア人に来て欲しいと言っていました。彼は日本にしばらく住んで働いていた経験がありますので、日本にはとても馴染みがあります。

ところが彼のコワーキングスペースには日本人がほとんど来ない。リトアニア人の若い男の子がいるのになんで日本人は来てくれないのかと相談されました。そのリトアニア人とも少し話したのですが、彼はとても英語がうまかったです。理由はそれでしょうね。

ここでの経験から英語が喋れるという事のメリットを痛感しました。多国籍でありながら実はメインは英語圏の人達で、共通言語として英語があり、彼らはコミュニケーションには全く困らないわけです。

デジタルノマドになったはいいけど、ただ世界のあちこちに住んでいるだけではそのうち飽きます。やはりそれと同時に友人を作って連絡を取り合いながら、一年に1回でも世界の色々な場所で再び出会えれば、それはそれでまた人生は面白くなります。

そんなことを考えさせる滞在でした。

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