バリ島でレンタルバイク

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Honda Scoopy
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バリ島でレンタルバイクを借りてみようと考えている人向けに、僕の経験からバイクにまつわる諸々を書いてみようと思います。ここでの話を生かして、まるで何度もバリを訪れている旅人のように無駄に大変な思いをする事なく、バリ島そのものを楽しんで頂けたらと思います。

バリ島でレンタルバイク

バリ島のどこでバイクを借りたらいい?

Honda Scoopy
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大きく分けて二種類あります。一つは宿泊する宿で借りる方法、もう一つは町のレンタルショップで借りる方法です。

僕はいつも宿で借りています。理由は便利だから。借りる時も返す時もそのままその宿で出来ますし、支払いも何かのついでに宿のスタッフに支払えます。宿に到着してすぐにバイクで出かけられて、チェックアウトする時もそのままバイクを宿に残しておくだけです。

もし何かバイクに不具合があればすぐに対応してもらえますし、1ヶ月、2ヶ月と宿泊すれば、交渉次第でバイクの料金を下げてくれるということもあって、色々と融通が効くわけです。125ccくらいの普通のスクーターで良いなら宿で借りた方が良いかなと思います。

一方レンタルショップの場合ですが、何か特別なバイク、例えば少々大きめで二人乗りが少し楽なヤマハのNmaxとか、最近チャングーで流行っている250ccくらいのカスタムバイク(例えばここ)とか、新型のベスパを借りる(例えばここ)とかであれば、わざわざ店に出かけて行って借りる価値はあるかなと思います。

現にチャングーにおいては普通のスクーターを貸しているお店というのはあまりなく、カスタムバイクやベスパなどのプレミアムなバイクを貸している店が多いです。そういうちょっと変わったバイクをレンタル出来る反面、借りる時も返す時も基本的には店まで行かないとならないですが、宿までデリバリーしてくれる店もありますので要確認です。

僕としては、マニュアルシフトの250ccくらいのカスタムバイクに乗りたいならお店で借りるのもいいかなと思います。バリ島は実はバイクでツーリングするにはとても素敵な場所なので、次回はギア付きのバイクでツーリングしたいですね。

バリ島でバイクに乗るのに必要な免許は?

バリ島の田舎道。適度に曲がるアップダウンが気持ちいい。

結論から言うとバイクの免許が無くても実際問題乗れますが、取り決めとしては小型二輪以上の国際免許が必要ということになっています。小型二輪の免許で150ccが乗れるのか?という疑問やAT限定でギア付きに乗れるのかとか、色々と疑問もあるかもしれませんが、正直バリ島の警官がどこまで細かく見るのかはわかりません。

検問所にいる警官によるところが大きい、というのが実際のところではないかと思います。もし気になるなら日本の免許に合わせてバイクを選べば間違いありません。バリ島で免許の提示を求められるのは警察の検問だけなのですが、僕の経験や聞いた話で総合しますと、警官が観光客に免許の提示を求める際は、大抵の場合その場で罰金と称した現金を取ろうとします。

逆にいうと、その罰金を支払えば無罪放免で再び走り出せますので、実質免許が無くてもバイクに乗れてしまうわけです。詳細は別記事にしましたので、この辺の話が気になる人は下のリンク先を合わせて読んでみてください。

バリ島でバイクで走り出す前に知っておきたいこと

では、実際にバリ島にいる西欧人の滞在者はどんな感じかというと、バリ島で出会った僕のヨーロッパの友人達はバイクの免許も無く、バイクに全く乗ったことがないのにバイクを借りて日常の足にしていました。

バイクに乗ったことすらないわけで、僕から見るとフラフラとかなりおぼつかない感じだったのですが、それは比較的よくあることで、実際にバイクを借りる時に免許の提示は求められませんし、例え警察の検問に引っかかっても上で話したように免許が無くても現金を払えば大丈夫です。

例え自国でバイクの免許を持っていたとしても、長期滞在者は多分国際免許までは持っていないのではないかと思います。なぜなら検問に引っかかった時にその場で現金を払えば済む話なので。自国にしばらく帰らない人は有効期限のある国際免許を持っていてもそのうち切れてしまいますし。

多分、これを読んでいる大半の人は怪しく感じ疑念しか浮かばないかと思いますが、そこがインドネシア、しかもバリ島という島の中での話なのでかなりいい加減と言いますか、一応の法律やルールを見ても、適当に運用でカバーしているというのが正直な印象です。

ただ、バイクの免許が無い人で、バリ島でバイクに乗っても警察が気になって全く楽しくないだろうと想像する場合は、最近日本でも小型二輪免許が二日間で取れるようになりましたので、バリ島でバイクに乗るためにわざわざ日本で免許を取ってもいいかなとも思います。それくらいバイクでバリ島を走ることは魅力的です。その場合、国際免許も取ることも忘れずに。

バリ島でレンタルバイクを借りるにはいくらかかる?

大体125ccのスクーターを一日借りて六百円弱くらい、新車だと少し高いかもしれません。値段やバイクが気に入らなければ、古くてもいいから安いのない?とか、高くてもいいから新しいのない?とか交渉してみると、どこかからか要望に沿うバイクを用意してくれることもあります。

月だと安くて五千円くらいからですので、10日間以上借りるなら、月料金と比べてみるといいと思います。通常は保険料などの付帯費用はありませんが、最近の立派なレンタル店ではもしかしたら保険などの費用があるかもしれません。もちろん、ヤマハのNmaxのように少し立派なバイクや今チャングーで流行りのカスタムバイクを借りると高くなりますので、レンタル店で問い合わせてください。

バリ島でレンタルバイクを借りる時にチェックすべきこと

さて、実際に借りるバイクを目の前にして是非チェックした方が良いことが三つあります。ひとつはバイクに付随する登録書類、ふたつ目はガソリンについて、最後はタイヤの空気圧です。それではそれぞれについて説明します。

登録書類

書類は検問に引っ掛かった時に書類を見せるように警官に要求されることがあるのでその時に必要になり、貸主も必要なことはわかっているので、ここに書類があるよ、と教えてくれるでしょう。もしなんの説明もなければ、書類は(Registration paper)?と聞いてください。無いと盗難車などと間違われますから必ず必要です。

ガソリン

ガソリンに関しては適当です。経験上、こちらから聞かなければ何の説明もありません。日本のように満タン返しというのは今までありませんでした。多分ですが、バイクの貸主はガソリンが入っていないほぼ空の状態で貸し初めて、バイクの使用者が使う分のガソリンをその都度自分で入れるということになっているのではないかと思います。貸主は全くガソリンには関わらないということですね。もし借りる時にガソリンが満タンだったり半分入っているのであれば、それは前の使用者が残していったものだということだと思います。

そうは言っても、バイクを返す時にガソリンが減っていると文句を言われたことが一度あります。レンタルバイクにも二種類あって、最初からレンタルする前提で用意しているバイクと、誰かの私物の場合です。

例えば宿泊者が突然バイクを貸して欲しいと言い始めた場合、レンタルバイクが無いのであれば親族や従業員のバイクを貸し出したりするわけです。私物の場合、バイクの持ち主はガソリンの量が気になるわけです。貸す時に2/3あったガソリンがほとんど空じゃない!みたいな感じになるわけです。

まぁ、窓口になっている宿の人は、自分のバイクじゃないから単純にガソリンの量まで気が回っていないので、貸す時には何も言いません。ですので、バイクを借りる時にガソリンはどうしたら良いのかを一応確認した方が返す時に気分よく返せます。

もちろん空の状態で借りて満タンで返すということはあり得ませんので、借りた時に入っていた量まで入れて返すか、ガソリンの量は一切気にしないのかのどちらかでしょう。

タイヤの空気圧

もう一つはタイヤの空気圧です。今まで何度かバイクを借りましたが、かなり高い確率でタイヤに空気が入っていません。バイクのタイヤにはメーカーが指定する規定の空気圧があって、最低1ヶ月に一度くらいは空気を入れないとならないくらい比較的すぐに減っていくのですが、バリの人は全く関心がないようです。

タイヤに空気が入っていないとどうなるかというと、曲がる時も加速する時もなんとなくバイクが重く感じて、バイクに乗る楽しさが半減しますし、燃費も悪くなります。全く空気が入っていないと最悪タイヤがホイールから外れてしまうということもあり得ますので危険です。

どうやって空気が入っているかどうかを判断するかというと、全く空気が入っていない時はタイヤがかなり凹んでいるのですぐにわかります。少し減っているくらいだと見た目ではよくわかりません。よくわからなくても空気圧をチェックしてもらって悪いことはありませんから、少し減っているかもなぁ、と思ったらチェックしてもらってください。

そもそもバリの人はタイヤの空気圧に関心がありませんし、とてもフレンドリーと言いますか、日本人のようにお客様に対してはこうあるべきみたいなものはあまりありませんから「自分で修理工場に行って空気入れてくれば良いよ」と言うかもしれません。しかしそこは面倒でしょうから、「よくわからないから入れて来てよ」と言いましょう。客商売としての話の筋というよりも、それが一番わかりやすいと思います。

しかも多分空気入れるだけでも修理工場は五十円とかそこらは取りますから、是非やってもらってください。日本のようにどこのガソリンスタンドにも空気入れがあるということはないので、出来れば事前にチェックしてもらった方が出先で右往左往しなくて良いです。

バリ島でレンタルバイクで事故ったらどうなる?

今まで何度かバイクを借りましたが、事前に事故の場合はどうなるかの説明をされたことは一度もありませんので、通常バイクを借りる時に入るバイク保険のようなものは無いです。

バイクを壊した場合のことを尋ねても「壊したら直してね」としか言われないと思います。経験上、他のバイクと少しだけ接触して出来たごく小さい傷に関してはバリの人は気にしないと思います。

バイクを借りるときも返す時も日本のように車体全体をぐるっと回って傷の確認をするということは今まで一度もありません。

では、明らかにこれは直さないと乗れないなぁ、という場合ですが、今まで軽く転んでバックミラーを壊した友人の場合と、バイクを借りた宿の人に聞いた話を書きますと、大体修理にかかる費用の実費を支払うということになるようです。この辺は日本のように保険があったり、休業補償みたいな取り決めが書類であったりはしませんので、そういうのに慣れた日本人にとっては不透明で不安に感じる部分ですが、実は話は簡単で、例えば友達にバイクを貸して、その友達がバイクを壊した場合と同じような扱いと思ってもらうとわかりやすいかと思います。

壊した部分を修理工場、または部品を貸主が自分で取り寄せて自分で直して、かかった実費を請求するといった感じですね。先程の実際にバイクを壊した友人の話では、その実費も特別高いということもない感じですが、これは正直ケースバイケースで確かなことは言えません。

旅行者ですと、例えば事故をした翌日にバリ島を離れるということもあり得ますが、その場合にかかった修理費用をどうやって請求するのかもケースバイケースで決まったやり方は無いかもしれません。クレジットカード番号を押さえるか、多めのデポジットを事前に払わせて、あとで返金するか。。。

AirBnBやグーグルマップに載っているような宿や店ですとレビューが商売の未来を決める重要な役割を担っているので、お客を怒らせれば最悪ビジネスが潰れますから大胆なこともやり難いとは思いますが、皆無とも言い難いです。

まぁ、大体そんな感じですが、気になるようならバイクを借りる時によくよく説明を聞いてみましょう。

自分が入院するような大怪我を負った場合は、海外旅行保険やクレジットカードに付帯する保険が大事になりますから、万一のために事前に電話で条件等を確認しておいた方が良いと思います。

バリ島でレンタルバイクを借りる前に事前に用意したら便利なもの

バイクを借りる時に事前に用意したら便利なものが二つあって、一つはスマホホルダー、もう一つはシガーソケットをUSBに変換するアダプターです。

スマホホルダー

スマホホルダーはあるととても便利なのですが、バリ島で使っている人はほとんどいないです。有償無償で貸し出しているところもほとんどないと思います。

よく計画されて整理されている道路網を「碁盤の目のように」と言ったりしますけど、バリ島の道は本当に独特で、それとは完璧に正反対で完全に行き当たりばったりです。

こっちの方角だからこっちだ、と走って行っても永久に目的地にはたどり着かないでしょう。あみだくじや迷路と一緒です。そこでバリ島ではぜひスマホのナビゲーションを使って走りたいところです。

以前ズボンのポケットに入っているスマホをバイクで走りながら必要な時に出して、手で持って画面を見ながら走ったことがあります。出来ないこともないですが、路面の凸凹でスマホを落とす危険もあれば、片手運転ですので事故の危険もあってリラックス出来ず、あまり楽しめませんでした。

そこで前回初めてスマホホルダーを日本から持っていって使ってみたのですが、当然ですが、強烈に便利です。スマホを落とす心配もありませんし、必要な時にナビを見ながら両手で運転出来るというのはなんて楽しいのだろう、と思ったほどで、景色も余裕を持って楽しめます。

ハンドルバーがないスクーターにスマホを取り付ける場合は、バックミラーを一度外し、アタッチメントを共締めで取り付け、そこにスマホホルダーを付けるという感じになります。スマホホルダーとアタッチメントの二つが必要ということですね。

アマゾンで僕が買ったのはストレイト製のアタッチメントとミノウラのホルダー。アタッチメントはこの記事の一番上の写真の右ミラーの付け根に写っています。下にアタッチメントのリンク貼っておきます。

ストレート ハンドル用クランプバー

下のやつは別メーカーで少し高いですが、防錆加工してあるようです。

ハンドル クランプバー アルミ製 錆止め ミラーに取付タイプ

取り付けに必要な工具を持って日本を出たのですが、飛行機の手荷物検査で規程の長さを1.5mmオーバーしたということで没収されてしまいました。機内持ち込みの手荷物だけでバリに行く場合は注意が必要です。結局現地の人に手伝ってもらって取り付けしました。

シガーソケット – USB変換アダプター

バイクで丸一日のツーリングをすることを考えてスマホ用のモバイルバッテリーを日本から持って行ったのですが、借りたホンダのスクーピーをチェックしてみると、なんとシガーソケットが装備されていました。

そこでUSBへの変換アダプターがあるか宿に尋ねたのですが、ないとのこと。結局スーパーマーケットで見つけたのですが日本で百円で売っているものが八百円ほどだったので結局買いませんでした。次回は変換アダプターも持参でバリに行こうかと思います。ちょうどバイクに乗って膝辺りにソケットがあるので少し長めのケーブルも必要です。

豆知識

観光客が必要なバイク免許についての考察

僕はいつも国際免許証は持たずにバリに行きます。大型自動二輪の免許を持っていますので国際免許証を持って行ってもいいのですが、費用や費やす時間を考えて持っていっていません。

というか、以前はバリ島では国際免許証は使えないと言われていたので、最近まで国際免許証のことすら考えてませんでした。ということは僕は今までバリでは常に無免許でした。

西欧人の観光客は深く免許のことは考えずにバイクに乗るのが比較的普通な感じなのですが、どうしてそうなるかというと、免許無しで借りられるから借りているというのも多そうですが、結局は損得勘定で、強烈に高い罰金や逮捕勾留でもされない限りは観光客は無免許で乗り続けると思います。

罰金に関しては別記事に書いてますので読んでみてください。

バリ島でバイクで走り出す前に知っておきたいこと

それではそもそも一体何が正式なのかと、この記事を書くにあたって僕も気になって色々と調べてみました。

従来はインドネシア政府が発行する観光客向けのバイク免許というのがありました。国際免許はどうして使えなかったの?というと、国際免許はジュネーブ条約で取り決められているのですが、その加盟国にインドネシアは入っていないからです。

結局はその1ヶ月有効の観光客向けのバイク免許を取得するのにかかる時間、費用、それと無免許の場合の罰金を天秤にかけて観光客は誰も免許を取らなかった、のが理由かどうか分かりませんが(笑)今は無くなりました。

という事は観光客はバイクに乗れない?という事は無くて、実際にバリ島に行ったことがある人はわかると思いますが、昔から沢山の外国人がレンタルバイクに乗っています。法がどうであるにせよ、実際問題バリ島の経済にとってレンタルバイクがあげる直接間接の利益は馬鹿に出来ませんので、観光局と警察とで何やら話し合いがもたれたらしく、国際免許の提示で手を打ちましょう、となったようなのです。

条約に加盟していない国が勝手に国際免許を使うことに関してどうなのかはよくわかりませんが、今現在、日本で小型以上のバイクの免許を持っている人は国際免許で大丈夫です。しかし50ccまでの原付免許しかない場合、バリ島のレンタルバイクは110cc以上ありますので正式にはバイクには乗れないということになるのかもしれませんが、何が正式なのかは現場の警官次第なのかも知れません。

最後に

いかがだったでしょうか?ここまででバイクを借りて鍵を受け取って、めでたくバイクに跨がるまでは大丈夫だと思います。さて、ここからが本番なのですが、バリ島の交通事情は日本とは大きく違います。それがバリ島でバイクを運転することに対して日本のガイドブックに否定的に書かれている所以です。

簡単に言うとバリの交通は”カオス”なのですが、ただ本当に混沌としているだけならばあちこちで事故が起きそうなものですが、実はそんなことはなくて、一見カオスな中に明文化されていないルールやマナーがあって、知れば知るほどカルチャーショックに似た感覚を覚えます。

バリ島を実際に走る上で知っておいた方が良いことを別記事にしたので、もう一度下に貼っておきます。実際に走り出す前に是非読んでみてください。

バリ島でバイクで走り出す前に知っておきたいこと

免許や保険やバリの交通がカオスな話を文字にして書くと、何やら面倒で嫌になってくるかも知れませんが、実際僕なんかは何も知らずに気軽にバイクを借りて田舎道を走ってヤッホーって感じでした。ここに楽しかったことを小説のように書いてもあまり面白くないでしょうから、その辺はご自身で実際に体験してください。

心構えや知識、準備は大事ですが、憂鬱になる程深く考えると何も出来なくなりますからね。本当は何も知らないでやってみる方がいいのかも知れませんが、知りたい人にそう答えるのもなんですから。では、楽しい旅を!

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